菅の沢林道の傷は深い

 

傍陽にやって来ました。ずっと気になっていた菅の沢林道の様子を見に行きます
6月にgoggleさんに情報をいただいて心配していましたが、実際に見て改めて深刻さが分かりました

長野県上田市真田町 傍陽(そえひ)

入り口はココ  ※地図中央の十字マーク

昨年11月に来たときは工事されていた。今はすっかり綺麗になっていた

国有に入っても状態は良好だ(^^)

沢沿いに緩やかに上がっていく。この道はこれがいいんだな〜(^o^)

本線のA型の「崩落により行けません」は一旦置いておいて、
今回は右へ逸れる支線を行ってみる

ゲート前に車が停まっているが、関係者ではない様子

幅員十分な良さそうな道だ。轍は古い

散策中と思われるお二人に出会った。さっきの車の持ち主だろう
しばし会話を交わして、地元ではなく東海地方から来たと告げると
「よくこんな所に来たね」と失笑された

どうせ私はマイナー好みなのだ。いまさら恥じることもない(ーー;)
「菅の沢が大好きなんです!」と笑顔で答えた

道は地理院地図より若干延伸されていたけど、途中で止められて終点までは行けず。

 

さて本線だが・・

次第に悪化してきたぞー ここからだな

ここは恐らく左がさらに落ちるでしょう。つまり4輪は間もなく行けなくなる
ブーツで踏んだら地面がジワ〜と沈んだ

洗掘が出現。いよいよ最大の被災箇所だ
地震でもあったんじゃないかと思うほど、ずっと向こうまで掘れている

一体どれほどの水が流れたらこんなにも掘れるのだろう。深さは1m以上ありそうだ
さて、どうするか・・

なんと左脇に1本の筋が(^o^)
先人の仕事ですね。ありがとうございます

きれいに塞がれているが枝は払われている
この後も何本も倒木があったがすべて処理されていた

その先も断続的に大小の溝は続く。とても疲れる(-_-)

右へ左へと逃げて、倒木や溝との戦いだ

よくやく収まったと思いきや、

また始まる。この繰り返しだ

そろそろスキー場だ

終点側もA型で半閉鎖されている
よかった。何とか抜けられたてホッとした(^_^;)

以前にも8月に訪れたが、やっぱりゲレンデにはレタス畑が広がっていた

 

菅の沢林道は予想を超えた被害状況でした。かつての快適自然道は微塵も感じられません
林道は完全には封鎖されておらずA型による警告だけですが、実質4輪は無理だと思われます

路肩や法面は現状でもとても脆く見えました。この先雨が続くとさらに酷くなりそうです
そして気になったのが復旧作業の着手の痕跡がない事です。後回しになっているのかもしれませんが
本格的な補修はいつになるのでしょうか

お気に入りの道だけに、このまま潰れてしまわないでほしいです

 

この後、近くの林道を初完抜けです

 

 

※関連記事
菅の沢林道 ゲレンデはレタス畑
傍陽 東太郎山林道(仮)

 

 

奈良代林道と戸中山林道をセットで

 

久しぶりに晴れた週末
めちゃくちゃ暑いですが水窪に向かいました。奈良代林道(ならしろ)を行きます
ここは3年ぶりです
ところが、通行止めばかりで水窪ダムに辿り着けません

メインルートの水窪川沿いの道(スーパーやまみちから入る道)は土砂崩れ除去中で通行止め
仕方なくずっと北の草木地区から南下して入りました(すご〜く遠回り)
しかも決して楽な道ではなく、落石や水の流入箇所多数です

因みに天竜スーパー林道は通行止めです(詳細は不明)

静岡県浜松市天竜区水窪町 地頭方

やっと入り口に到着 ココ ※地図中央の十字マーク
奈良代林道はずっと下からだが、舗装路の切れ目から実質のスタート(^o^)

意外と道は乾いていて走りやすい

この道は展望は少ない。木々の合間からギリ戸中川が見える

途中で一旦停止。ここでちょっと調べものがある

この支線が実際にあるかどうかを見てみる。地理院地図では途中まで実線表記だ

地理院地図ではストレートに描かれているが実際は九十九折の様子
因みに斜面に展開する林道網は超急斜面で歩くのも苦労するほどの角度だった

入り口はトラロープ

しばらくは幅員が確保されているが、広場まで来ると道が見えなくなった
この広場までが実線表記の道のようで、その先は草ぼうぼうで進む気にはなれない

道は基本自然土に砂利敷きだが、上に行くにしたがって砂利が多めとなる

さて、本線に戻ってさらに上がっていこう
ほかにも支線に入ってみたいが、ほぼチェーンゲートで規制されている

一箇所行けそうなところがあったので入ってみたが・・

なんと道が水没していた(写真で分かるかな?)
慢性的なのか、この豪雨のためなのか

登山ポストのある広場に到着
チェーンは引っ掛けてあるだけ。右にも急坂ルートがある

ここで標高1500mほど。さっきまでの蒸し暑さが嘘のように気温が一気に下がる
ウエアに染み込んだ汗のために寒いほどだ

この辺りの森が素晴らしく綺麗。大好きな場所だ

まあ、若干の道の悪化はあるけど問題ない

広場でちょっと休憩。ここを登山道が南北に交差している
元々の林道の終点だと思う

さらに新道が延伸されているが距離は短い

 

 

一旦降りてきて次は戸中山林道を行こう
奈良代林道と戸中山林道は起点が近いのでだいたいセットで行っている。ココ

水窪湖は普段より圧倒的に水量が多い。ほぼ満水じゃないか?

少し上流へ行くと、
お分かりだろうか、水ではなく堆積物が湖面上部まで溜まっている

川辺にある砂石の処理施設も水没していた。これは復元できるのだろうか

さらに上流に来ると道の浸食が進んでいた。ここまで水が来ているのは初めて見た
あと数十cmで氾濫しそうだ。いや、実際していたのかもしれない
この区間は通行が規制されていた

そして戸中川橋はこの状況
土砂が橋にタッチしている。付近ではブルによって除去作業されていたけど何台あっても足りない様子だ

※2018年12月時点の状態。全然余裕だったのに

 

さて本線を進もう

至る所で崩れている。普通4輪は無理っぽい
道の様子から復旧作業は未着手だと思う

岩かと思いきや木片だった。どうしてこうなった?

切り通し地点では恒例のA型バリケード
どうせまたあそこだろう

やはりここだな。何度直しても崩れる

せっせと岩をどかせば行けそうだけど、上からポロポロ石が落ちてくる
危ないのでここで撤収した

奈良代林道と戸中山林道を周りました。どちらも被災していますが奈良代林道は比較的マシです
上部はとても涼しいのでこの季節には良いと思います

 

 

 

 

 

※天竜スーパー林道は通行止め?

ここは6月に一旦全線開通したはずですが、現在はまた通行止めになっていました
水窪ダム側はA型で封鎖。ちょっと奥のゲートは開いてました
浜松市の林道情報にはスーパー林道の記載は無し。調べている最中なのでしょう

 

 

尾曲林道 行けるには行けるが・・

 

前回と同様、雨天の晴れ間に出かけます
こんなのが続くと仕事の都合をつけるのがたいへんです
向かう先はまたもや天竜。気になっていた尾曲林道を行きます

静岡県浜松市天竜区龍山町瀬尻 尾曲

寺尾線のココから入ります ※地図中央の十字マーク

尾曲線の前に椎ヶ沢林道支線の支線に寄り道した
地図上では破線表記だが幅員はそこそこ確保されていた

ここ数日の雨のせいなのか、道が沢化していた
一応行けそうなので続行する

奥のほうはまったく車は入っていなさそう。道には雑草が茂っている

最終的には地理院地図通りに終点となった
なかなか荒れているのでちょっと遊ぶにはいい道かもしれない

 

さて、本題の尾曲線を行く
車両跡がしっかり付いていて稼働中だと分かる

なかなか明るい道。送電線の通路を確保するため延々伐採されている
天気が良かったらもっといいのだが・・

頂上部分を過ぎると下りに転じた。問題はここからだ
お仲間の情報だとこの先が地盤が弱いという話しだ

確かに、コンクリ舗装になってから危なっかしくなってきた

ん〜 かなり無理な造りだな

下に崩れているのが見えた

おいおい、大丈夫か?(^_^;)

危険地帯はなんとか抜けたようだ

パワーグリッドの工事現場が2箇所ほどある。モノレール基地らしい
佐久間川根線がルート変更のようだ

あとは尾曲地区に下っていくだけ〜
ちょっと一休みするかな〜

と思っていた矢先・・

あんっ!?

え〜〜っ!!

崩落は着手している様子でした。倒木は切断され、瓦礫も除去中です
上で中電が作業中なので数日で改善しそうですが、法面処理の必要があれば素人はしばらく通れないかもしれません

 

仕方なく、延々来た道を戻って寺尾線で帰っていきました(ー_ー;)
今日も天竜川は茶色。しばらく澄んだ色を見ていない気がします

尾曲林道は楽しい区間は短いです。例のモノレール基地の作業中はひょっとしたら通れないのかもしれません
尾曲地区には降りず椎ヶ沢林道支線とセットで寺尾線で降りるルートが良いと思いました

 

 

 

 

 

 

※糀峠獅子久保林道 崩落中

ここへも行ってみましたが、崩落に止められました
法面が崩れていて倒木多数と土砂でした。道自体は平気です
またお気に入りの道が減ってしまいました(T_T)

修復の予定は分かりませんが、入り口のどこにも規制表記がなかったので
まだ自治体が把握していない可能性があります

 

 

 

※R152 瀬尻方面通行止め

崩落のために雲名橋から瀬尻橋までの区間でR152が通行止めです
迂回路として対岸の県285が用意されていますが、交互通行でめちゃくちゃ待たされます(最大50分)
渋滞必至です。私は渋滞が嫌だったので、カシ山〜ハサカ山〜小仏山を経由して瀬尻に入りました